【合格へのカギは3S】
Speed(スピード)
中学受験は速さとの戦いでもあります。ここでいう速さとは「計算」と「読み」の速さのことです。まず、「計算」の速さとは、文字通り計算をするスピードのことです。中学受験でいう「計算力」とは、整数・小数・分数が入り混じった四則計算(+、-、×、÷)をより速く正確にできる力のことです。この速さがないと、問題を解く能力があっても試験時間内に最後の問題まで行き着くことができないのです。
もうひとつの「読み」の速さとは、国語の出題文を読む速さです。これも算数同様、いくら読解力があってもゆっくり読んでいては設問に答える時間がなくなります。ですから、この「計算」と「読み」の速さが受験には絶対必要となってくるのです。そしてそれらの速さはできるだけ低学年のうちに訓練されることをおすすめします。
Support(サポート)
ふたつめのSは、親御さんのサポートです。このサポートとはご家庭でお子様の横について勉強を教えたりすることではなく、お子様の健康管理と精神面をサポートするという意味です。お子様の毎日の食事に気を配ったり、受験への不安を和らげたりすることです。まだ幼い小学生にとって受験へのプレッシャーは相当なものです。お子様を追い込むことだけは絶対に避けるべきです。
Schedule(スケジュール)
最後のSは受験までのきっちりとしたスケジュールです。それは、塾と家庭での学習スケジュールのことです。まず、塾での学習スケジュールは四谷大塚の完成されたカリキュラムに沿って勉強していけば大丈夫なのですが、問題はご家庭での学習スケジュールです。ポイントはしっかりとした計画を立て、それをきっちりと守っていくことです。なにも遊びやテレビを見る時間をなくすということではなく、自分の立てた計画さえ守っていればよいのです。要はメリハリのある時間の使い方ができるかどうかなのです。ダラダラと時間ばかりかけて勉強しても大きな成果は期待できません。